ウクライナ軍のクリミア上陸作戦でタルカンクート岬周辺で交戦

ウクライナ軍とロシア軍の交戦が、クリミア西部のタルカンクート岬周辺で報告されています。ウクライナ国防省情報総局（GUR）のユーソフ報道官は24日、「特別作戦の一環としてクリミアへの上陸作戦が行われた」と発表しました。

クリミアで特色部隊による上陸作戦が展開

ウクライナのKrym.Realiiによると、24日の午前5時から6時にかけて、クリミアのマヤク村付近で水上艇と航空機を伴う戦闘が発生したと報告されています。ロシア人も「ウクライナ人工作員を乗せたボート4隻と治安部隊との間で戦闘が発生した」と述べています。

ユーソフ報道官によれば、GURは海軍と協力して特別作戦を実施し、クリミアに上陸し目的を達成したとのことです。しかし、作戦はまだ継続中であり、詳細は明かされていません。ユーソフ報道官はまた、敵に損害が発生していると述べています。特殊部隊による上陸作戦がクリミアで行われている可能性があります。

GURは23日にも「タルカンクート岬のオレネフカ村周辺に配備されていたS-400を破壊した」と発表しています。24日の戦闘が発生したマヤク村も、タルカンクート岬の先端にある集落です。この周辺には、ロシア軍の防空システムやレーダー、オーデサ攻撃に使用されているバスチオン（K-300Pの地上発射バージョン）などが展開されています。したがって、これらを狙った襲撃の可能性も考えられます。