損保4社がグッドスピードに調査協力を要請 過去の保険請求に疑義

名古屋市での調査協力要請について

中古車販売大手のグッドスピード(名古屋市)は、過去の自動車保険の請求に関して、損害保険会社から調査協力の要請を受けたことを発表しました。これにより、過去の請求には疑義がある可能性が浮上しています。最近では大手のビッグモーターでも不正請求が発覚しており、問題が広がる恐れがあります。

グッドスピードの概要

グッドスピードは東海地方を拠点にし、西日本を中心に約50店舗を展開しています。東証グロース市場にも上場しており、2022年の累積売上高は561億円に達しています。中古車販売の他にも、自動車の修理や整備、保険代理店業務も行っており、損害保険ジャパン、あいおいニッセイ同和損害保険、三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険の4社との取引もあります。

関係者の話によると

関係者によると、4つの保険会社が内部調査を行った結果、グッドスピードの保険請求には疑いがあるとされる事例が複数見つかりました。これに対し、各保険会社は金融庁に任意で報告し、一部の会社はグッドスピードの紹介を停止するなどの対応を取っています。

グッドスピードは「調査協力を受けており、詳細については調査中です」とコメントしました。また、取材に対して担当者は「社内の調査結果を保険会社に報告し、その後公開できる情報については公表していきたい」と述べました。

ビッグモーターの事例からも分かるように、車両をわざと傷つけたり、修理代金を水増しし、保険金を過大に請求する不正が横行していました。大手損保会社はビッグモーターとの関係が深く、金融庁は8月末までに各損保会社とビッグモーターに報告を求める命令を出しています。

【参照元】日本ニュース24時間

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