秋の園遊会で、天皇陛下と皇后陛下が出席者と歓談しました。この園遊会は、東京・元赤坂の赤坂御苑で行われました。気温が夏日に迫るほどの陽気でありながら、新型コロナウイルスの影響もあり、５年ぶりの開催となりました。
天皇陛下と松任谷由実さんの歓談
天皇陛下は、シンガーソングライターの松任谷由実さんと会話しました。松任谷さんはデビュー５０周年を迎えたアーティストであり、陛下は松任谷さんに「お忙しいんじゃないですか？」と気遣いの言葉をかけました。松任谷さんは、現在全国５４ステージでライブツアーを行っており、その様子を陛下に説明しました。驚きを隠せない陛下は、松任谷さんの曲の中で特に「卒業写真」と「翳りゆく部屋」が好きだと挙げられました。
他の出席者との会話
園遊会では、他にもさまざまな出席者との会話がありました。例えば、照明デザイナーの石井幹子さんとの会話では、陛下がフランス・パリで行われた日仏友好１６０周年の行事でエッフェル塔のライトアップを担当したことが話題になりました。陛下は「本当に素晴らしかったですね。照明は本当に人の心を温かくするものです」と振り返り、石井さんと共に当時の思い出を語り合いました。
また、漫才師の西川きよしさんとの会話では、陛下が西川さんのテレビ出演について言及しました。陛下は「マッサンに出ておられましたね」と声をかけ、西川さんとの会話が盛り上がりました。
コロナ対策の実施
今回の園遊会では、新型コロナウイルスの影響を考慮し、食事や酒類の提供は行われませんでした。また、招待者数も従来の半分程度に絞られました。これらの対策が実施されることで、出席者の安全を確保するとともに、感染リスクを最小限に抑える努力がなされました。
以上、秋の園遊会での天皇陛下との歓談の様子をお伝えしました。
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