福島原発事故の影響で中国が日本の水産物輸入を全面禁止

中国当局が放射能汚染の危険性を懸念し、輸入禁止を発表

中国政府は、日本が福島第一原発事故の汚染水の海洋放出を開始すると、すべての日本産水産物の輸入を中止することを発表しました。中国の税関当局である海関総署は、「日本の福島原発の核汚染水放出が食品の安全にもたらす放射能汚染の危険を防止し、中国の消費者の健康を守り、輸入食品の安全を守るために、今日を期して日本が原産地である水産物の輸入を全面中断する」と明言しました。これにより、日本全域の水産物が輸入禁止となりました。

中国外交部が日本を非難

先日、中国外交部は、日本が福島原発事故汚染水の放出を始めた直後に日本を非難する談話を発表しました。中国外交部は、「日本政府は国際社会の強い反対を無視して一方的に汚染水の放出を強行した」と述べ、「中国はこれに断固たる反対と強い非難の意を表わす」と明らかにしました。さらに、「中国はすでに日本に厳正な交渉を提出(外交チャンネルで抗議)し、日本にこの誤った行為を中止するよう要求した」と述べました。

香港も輸入禁止を発表

香港当局もこの日から福島県と東京都を含む日本10地域で生産される水産物の輸入禁止を開始しました。香港は、2011年の福島原発事故直後から福島と近隣4地域の農産物輸入を禁止していました。

輸出先としての中国の重要性

日本の農林水産省の統計によると、2022年の農林水産物・食品輸出全体のうち、中国本土が占める割合は20.8%であり、香港(15.6%)が続いています。韓国は5%に留まっています。

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