欧州全域で航空便の遅延、英国の管制に技術的問題が発生

英国全国の航空管制が技術的な問題により航空機の流れを制限

航空機の流れを制限する英国の航空管制サービス(NATS)

英国の全国航空管制サービス(NATS)は、技術的な問題が発生して航空機の流れを制限せざるを得なくなったと発表しました。一部の乗客は滑走路で待機を余儀なくされ、航空会社や空港からは遅延や欠航の警告が出ています。

NATSは技術的な問題により航空機の流れを制限

NATSの報道官によると、「現在、技術的な問題が発生しており、安全を維持するために交通規制を行っています。エンジニアが不具合の発見と修復に取り組んでいます。なお、英国領空は閉鎖されていません」と説明しています。

ヨーロッパ全域のフライトに大幅な遅れ

アイルランドの航空管制プロバイダーであるAirNavは、この問題により「英国発着または英領空を通過するヨーロッパ全域のフライトに大幅な遅れが発生している」と指摘しています。

ヒースロー空港は影響を最小限に抑えるため協力

ヒースロー空港は西欧最大のハブ空港であり、広報担当者は「ヒースロー空港はNATSや他の空港と協力し、乗客への影響を最小限に抑えるようにしています」と述べています。

英国の航空管制システムに障害が発生している可能性も

航空会社であるローガンエアーは、スコットランドで英国の航空管制コンピューターシステムのネットワーク全体に障害が発生し、国際便に遅延が発生する可能性があるとSNSに投稿していました。

ダブリン空港でも遅延や欠航が発生

アイルランドのダブリン空港も航空管制の問題により、ダブリンを発着する一部のフライトに遅延や欠航が発生していると報告しており、予定している乗客は航空会社に運航状況を確認するよう呼びかけています。

この記事は、日本ニュース24時間から提供されました。

ソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/07b29ccba73350cf0bf324c1258c50ac675b3037