中国発か、嫌がらせ電話計7回に市職員が英語で「時間の無駄だ」

中国発の嫌がらせ電話、秋田県内の公的施設にも相次いで

東京電力福島第一原子力発電所からの処理水の海洋放出が始まって以来、中国からの迷惑電話が秋田県内の公的施設にも相次いでかかっていることが29日に明らかになりました。

中国の声が流れた市役所

仙北市によると、28日の午後5時前に市役所に中国の国番号「86」からの電話がありました。女性職員が出ると、読み上げソフトのような無機質な声で「汚染された水を飲みましたか」といった内容の音声が流れました。

秋田市役所

切ってもすぐにまた鳴り、計7回も繰り返されたそうです。中国語の肉声も聞こえましたが、電話を代わった男性職員が英語で「時間の無駄だ」と伝えると、迷惑電話は途絶えたそうです。

秋田市役所でも1週間前から中国発の嫌がらせ電話が相次いでいるとのことです。中国語で一方的にまくし立てられており、1~2分で切れるそうです。

同市によると、嫌がらせ電話は計数件に上っています。市の施設では大森山動物園でも1日数件、同様の電話がかかっているそうです。

能代市役所には25日と28日、観光振興課に中国国内からの迷惑電話が計3回ありました。28日には自動音声の後、肉声で「バカヤロー」と言われ、すぐに切られたとのことです。

県警警備1課によると、処理水の海洋放出の後、中国からの不審電話に関する県警への相談は29日の正午までに計5件寄せられています。

県警が相談を受けた施設の内訳は自治体1件、公共施設1件、飲食店2件、一般世帯1件で、中には日本語で「バカ」と言われたケースもあったそうです。

同課は「県内にかかってきた不審電話は実際にはもっと多い可能性がある」と考えており、不安な場合は最寄りの警察署か県警本部に相談するよう呼びかけています。

ソースリンク:日本ニュース24時間