ウクライナ軍、ザポリージャ州で進展を遂げる

カービー報道官、ウクライナ軍の進展について明かす

ウクライナ軍がベルベーヴの西郊外に到達したことが視覚的に証明されています。1日、ホワイトハウスのカービー報道官も「過去72時間にザポリージャ州で顕著な進展が見られた。彼らはロシア軍の第二防衛ラインに対して一定の成功を収めた」と述べました。

ウクライナ軍、スロヴィキン・ラインの一部を突破?

安全保障問題を担当するカービー報道官は1日、「過去72時間にザポリージャ州で顕著な進展が見られた。彼らはロシア軍の第二防衛ラインに対して一定の成功を収めた」と明かし、匿名の当局者による反攻作戦への批判についても「参考にならない」と述べています。カービー報道官は「この反攻作戦を客観的に観察する者ならウクライナ軍が前進したことを否定することは出来ないだろう」とも主張しました。

ザポリージャ州ロボーティネ周辺の戦況
出典:GoogleMap ザポリージャ州ロボーティネ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

カービー報道官の言及するザポリージャ州での顕著な進展は、ベルベーヴ方向とノヴォプロコピフカ方向の前進を指していると考えられます。また、新たに破壊されたT-72を徒歩で通過するウクライナ軍兵士の様子も登場し、攻撃を受けていない様子から南に向かって歩いていることがわかります。さらに、東方向の「龍の歯」も映像に映っており、この周辺のロシア軍はベルベーヴ方向に後退した可能性が高いです。

ベルベーヴ方向に設定された防衛ラインの一部は既に破られているか、機能していないことは確実です。このことから、ロシア軍が投射火力量で押し戻されたという話も本当かもしれません。

クラスター砲弾による効果的な面制圧

クラスター砲弾は、単一弾頭の砲弾と比較して「5発分以上」の地表範囲を制圧できると言われています。この効果的な面制圧がウクライナ軍の砲兵部隊による攻勢の勢いに関係している可能性もあります。

なお、エストニア軍情報部のマルゴ・グロスベルグ大佐も「ウクライナ軍はロボーティネ周辺の防衛ラインに到達し、少なくとも1ヶ所で突破してベルベーヴ西郊外に到達した」と述べています。

まとめ

ウクライナ軍はザポリージャ州での戦いで守りを突破し、ベルベーヴ郊外に到達しているようです。この戦闘では一進一退の状況が続いています。

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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