中国との情報戦に負けるな 風評被害を起こしている奴は誰だ まず中国政府が喜ぶことを言うのはやめる

中国との情報戦に負けないで、風評被害を拡散している人たちは誰なのか、考えてみましょう。まずは、中国政府が喜ぶことを言わないようにしましょう。

中国との情報戦に負けないで、風評被害を拡散している人たちは誰なのか、考えてみましょう。まずは、中国政府が喜ぶことを言わないようにしましょう。

東京電力福島第1原発の処理水放出に意外な反応

先週、東京電力福島第1原発の処理水放出が始まりました。この問題に対して、意外な反応が多く寄せられました。

日本の垂秀夫駐中国大使の反論

中国政府が日本産水産物を全面禁輸にしたことは予想されていましたが、その後、日本の垂秀夫駐中国大使が中国の外務次官に抗議された際に、「中国のみが流れに逆行している」ときっぱりと反論しました。この反論は良かったですね。

日本大使館の挑発的な投稿

処理水の放出後、香港の日系のすし屋に行列ができていることについて、北京の日本大使館がSNSのウェイボに「理性的な香港の消費者に『いいね』を押す」と投稿し、中国政府を挑発しました。これも意外でしたが、良い意味で驚かされました。

政治家の発言について

外務官僚が努力している一方で、自民党の政治家たちの反応はイマイチでした。野村哲郎農水相の「まったく想定していなかった」という発言はまずかったです。これにより、世界中からバカにされることでしょう。

また、河野太郎デジタル相が「中国の団体のお客さんが日本のすしや刺し身を食べてくれる」と発言しましたが、これも良くありません。なぜ中国に迎合する必要があるのでしょうか?

中国のやり方は感情的な「けんか」であり、情報戦争です。そのため、冷静に対抗する必要があります。政治家たちの軽率な発言は避けるべきです。

松井一郎前代表の言葉

野党・日本維新の会の松井一郎前代表は、夕刊フジの連載「以心伝心」で、石原慎太郎元東京都知事の言葉を引用して、「科学が風評に負けるのは国辱」と述べました。この発言は非常に良かったです。

メディアの反応について

一方、メディアの反応には失望しました。毎日新聞の「処理水放出、科学的根拠だけでいいのか」という記事や、日経新聞の「科学を隠れみのにするな」という記事には驚きました。これらの記事を読んだら、中国の習近平国家主席は大喜びするでしょう。

風評被害の広がりと対抗策

福島の飲食店などでは、中国発信と思われるいたずら電話が相次いでいます。また、中国の日本人学校では石投げなどの嫌がらせも起こっています。さらに、日本への旅行キャンセルも増えていると言われています。

これは、これまで何度も中国政府が行ってきた「反日」キャンペーンや、オーストラリアや韓国、台湾への嫌がらせと共通するものです。しかし、実は十分にこれに対抗することができます。

良い例として挙げられるのが、台湾のパイナップルです。中国に禁輸された後、台湾政府が販路を日本に変更するための補助金を提供し、日本も輸入を増やすことでうまく対応しました。

ですから、私たちに求められることは簡単です。まず、中国政府が喜ぶような発言を避けることです。

さらに、政府は中国に対して断固たる態度を示し、日本の水産物を守るための対策を考える必要があります。

中国への輸出が最も多いホタテについては、国内に加工場を設立するという話も出ていますが、早急に行動を起こす必要があります。現在はインバウンドを狙った「ブライダル補助金」や、所得制限のない「ガソリン補助金」といったことに時間を費やしている場合ではありません。

日本の水産業を守るために、私たちの税金を使用すべきです。(フジテレビ上席解説委員・平井文夫)

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