ジャーナリストの佐々木俊尚が9月6日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy Up!」に出演し、中国向けの水産物の輸出額が減少したことについて解説しました。
中国政府の「味方」をする日本の「リベラル」
佐々木氏は、「だから処理水放出なんかダメだ」と騒いでいる人が左派を中心にたくさんいると指摘しました。彼らは中国政府に言われたから処理水の放出をやめるなど、「中国政府に屈してどうするのだ」と思うのです。彼が指摘するのは、もともと「リベラル」と名乗っていた人たちが、気がついたら処理水放出で中国の味方、独裁国家を味方しているという謎の構図になってしまっていることです。これは何なのだろうと思います。
中国・香港への輸出額約800億円が前年同月比23.2%減 ~ただ、日本の水産物の市場規模は約1兆5000億円
佐々木氏によると、中国への輸出額は前年同月比23.2%減の約800億円であり、これは問題ですが、日本の水産物の市場規模は約1兆5000億円と大きいです。中国・香港への輸出額はそのうちの約800億円で、輸出額の4割を占めているので、間違いなく大きいと言えます。
水産物のほとんどは国内で消費している ~総輸出額は約3000億円
佐々木氏は続けて、輸出額全体は約3000億円しかなく、1兆5000億円のうちの3000億円、さらにそのなかの800億円というのは非常に少ない割合です。要するに、日本は水産物をほとんど国内で消費しているということです。
これまで中国の業者に買い負けていた分、国内で買えばいい
以前は中国が経済大国になっているため、マグロやホタテなどの商品を日本の業者が買い負けていました。しかし、佐々木氏は「日本人が買えばいい。そうすれば、800億円ぐらいは十分カバーできるのではないか」と述べました。
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