観光客と地元住民の問題:オーバーツーリズムが深刻化
ベネチア市民団体は、ベネチアの観光客用ベッドの数が地元住民の人口を上回ったことを発表しました。世界遺産の街であるベネチアでは、観光客の集中により、住環境やその他の問題が顕在化しており、国連教育科学文化機関(UNESCO)はベネチアを「危機遺産」リストに加えるよう勧告しています。
観光客用ベッド数が地元住民を上回る
ベネチアの市の中心部では、観光客用ベッドの数が地元住民の人口を上回りました。地元の人口は約4万9300人であるのに対し、観光客用ベッドは約4万9700台となったとのことです。
観光客数が増加している一方で、地元住民の人口は減少し続けています。このことから、市民団体は「地元住民のいない街は、野外博物館やテーマパークと同じだ」と危機感を抱いています。
オーバーツーリズムへの対策として入場料徴収
ベネチア市は、来年から日帰りの観光客に対して入場料を徴収する計画を発表するなど、オーバーツーリズムに対する対策を進めています。
参考リンク: 日本ニュース24時間
(Source: Yahoo News)