『情報７ｄａｙｓニュースキャスター』の安住紳一郎アナウンサーが、ジャニーズ事務所の性加害問題について、マスコミ側の責任についての反省を語りました。このドラマチックな展開には、安住アナウンサーの言葉に続いて、レギュラーの三谷幸喜氏が打ち合わせの場で「放送しないんですか？」と尋ねたことも含まれています。
放送の遅れについての反省と安住アナの心情
BBCがジャニー喜多川氏の性加害に関するドキュメンタリーを放送したのは3月18日でした。しかし、TBSの『情報７ｄａｙｓニュースキャスター』は、その問題について初めて取り上げたのは4月22日でした。安住アナは、「私の感覚では（放送するのが）2週間遅かった気がします。4月8日や15日にも放送するチャンスがあったと思います。これは三谷さんも『今週、放送しないんですか？』と打ち合わせで話したと思います」と述べました。
この遅れた放送について、安住アナは「性加害があったことを事務所が認めておらず、自分たちが取材している問題でもないため、これは取扱に注意が必要だったのです」と説明しました。また、「それは大手芸能事務所に対する忖度ではないかとの指摘もあるでしょう。その側面は十分にあると思います」とも述べ、自戒の念を込めました。
さらに、安住アナは例え話を交えながら、自身の経験を語りました。「私自身、簡単なインタビューでも、そのことは聞かないでほしい、あのことは触れないでほしい、と事前に言われることもあります。もしもその約束を守らなければ、次からはこちらの依頼に応えてくれない、そういう損得勘定で仕事をしている部分はあります。でもそれは、嫌われても聞かなければならない時には、考えてそういう手段をとるのです。今回のケースはまさにそれに当たります。放送局で働く私たちが、事の重大さを理解していなかったということに反省しています」と述べました。
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『情報７ｄａｙｓニュースキャスター』における安住アナの発言は、放送業界における責任と倫理についての議論を呼び起こし、問題の深刻さを浮き彫りにしました。安住アナと三谷幸喜氏のやり取りは、放送の重要性について私たちに考えさせるものです。
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