花王、CM中止の決断 ジャニーズ事務所所属タレントの起用を速やかに中止

花王が方針転換し、CMの放映を中止することを発表

花王は、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を受けて、公式ホームページで、「現在展開しているジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は、速やかに中止する」との声明を出した。これにより、11日に「広告タレント起用につきましては、現段階では変更の予定はありません」と回答した発言からの方針転換となった。

花王の考え方と対応について

花王はホームページで、「9月7日のジャニーズ事務所の記者会見後、今後の対応について協議しました。性加害の問題は、花王の人権方針に反します。ジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告により、さまざまな感情を抱く方もいらっしゃると考えました。そこで花王グループで現在展開しているジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は速やかに中止します。ジャニーズ事務所とのタレント契約については、今後、ジャニーズ事務所が改革や再発防止にどのように取り組むのかを確認した上で判断します」と明言しました。

過去の発言との対比

11日時点では、花王はスポーツ報知の取材に対し、「性加害の問題は、花王の人権方針と花王ウェイの考え方に反するものと考えています。ジャニーズ事務所が発表した対応方針を実行することが重要であり、今後も注意深く見守ります。広告タレント起用については、現時点では変更の予定はありません。まずは事務所の今後の対応を注視したいと考えています」とコメントしていました。

他の企業も同様の対応

ジャニーズ事務所に関連して、サントリーホールディングス(HD)も性加害問題に対し、同事務所との新たな契約を結ばない方針を明らかにしました。現在、ノンアルコールビール「オールフリー」の広告にはSixTONESの松村北斗が起用されていますが、現行契約は満了となります。

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