記録的大雨で北日本が災害警戒!西・東日本も大雨に注意

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あす13日にかけて、北日本は断続的に雨が続く見込みです。特に大雨が降った北海道や東北では、再び災害リスクが高まるため、土砂災害や浸水害などに厳重警戒が必要です。一方で、西日本や東日本でも晴れている場合でも突然の大雨に注意が必要です。そして、まだまだ残暑が厳しいことも頭に入れておきましょう。

きょう12日 北海道や東北で記録的大雨 浸水害も

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きょう12日は北海道の北を前線を伴った低気圧が北東へ進み、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで、北海道や東北を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。

午前中は北海道の日本海側を中心に活発な雨雲がかかり、その後は東北でも局地的に雨が強まりました。午後0時43分までの1時間には、北海道の夕張市沼の沢で63.0ミリの非常に激しい雨が観測されました(観測史上1位)。また、山形県の真室川町では午後2時7分までの1時間に46.5ミリの激しい雨が観測されたこともあります(9月として1位)。さらに、宮城県では午後5時20分現在、土砂災害警戒情報が発表されています。特に宮城県大崎市西部では、大雨による避難が必要な状況になっています。きょう12日夜遅くからは土砂災害に警戒し、土砂災害警戒区域に住んでいる方は、市町村から発令される避難指示などの情報に留意し、速やかに安全な場所への避難を心がけましょう。

さらに、西日本や東日本でも上空の寒気や湿った空気の影響で、局地的に雨雲が発達しています。そのため、今夜にかけて突然の大雨や落雷、突風にも注意が必要です。

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あす13日 変わりやすい天気と残暑に注意

あす13日は、北海道では午前中に断続的に雨が降り、雷を伴って激しく降る場所があるでしょう。再び災害のリスクが高まる恐れがあるため、注意と警戒が必要です。東北地方でも明け方にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります。夜間は特に暗くなるため、安全な場所で過ごすようにしましょう。

北陸地方でも一時的に雨が降る場所があり、関東から九州にかけては晴れ間が見えますが、午後からは突然の激しい雨や雷雨にも十分注意が必要です。空が急に暗くなってきたら、早めに安全な場所に移動しましょう。

そして、あす13日も残暑が続く見込みです。九州から関東にかけては32℃前後、東北地方は30℃くらい、北海道は26℃前後になるでしょう。

きょう12日は東京都心で32.0℃に達し、今年80回目の真夏日となりました。仙台市でも31.7℃まで上がり、今年60回目の真夏日となりました。このように、真夏日の日数は過去最多記録を更新し続けており、異例の残暑がまだ続く見込みです。あす13日も熱中症に警戒してください。

【参考記事】日本ニュース24時間