台湾企業、日本製カウンタードローンシステムの技術移転契約に署名

台湾のGEOSAT Aerospace & Technologyが、日本企業とのカウンタードローンシステム開発・製造に関する覚書に署名したことが明らかになりました。台北で開催されたTADTE 2023において、GEOSAはFortunio Japanのアンチドローンシステム『DDD=Drone Detective&Disabilitating System』を製造するための技術移転契約に署名しました[^1^]。

台湾企業が日本製のカウンタードローンシステムを現地で製造?

GEOSAT Aerospace & Technologyは、カウンタードローンシステムの共同開発・製造に関する覚書(MOU)をFortunio Japanと締結したと発表しました[^1^]。このシステムは、半径25km以内のドローンを検出し、半径1.5km〜半径5kmの範囲で制御信号やGPS信号を遮断することで、ドローンを無力化することができる製品です。さらに、車輌や船舶にも取り付けることができるとのことです[^1^]。

GEOSATの担当者によれば、製造されたカウンタードローンシステムは、台湾軍に提供され、同軍が要求する要件を満たす予定だと明かされています[^1^]。ただし、Fortunio Japanは比較的新しい企業であり、その製品の実力については詳しく知られていないようです。この点については、日本の人々にとっても不思議な話ではないでしょうか[^1^]。

画像: GEOSAT Aerospace & Technology

GEOSAT Aerospace & Technology
出典:GEOSAT Aerospace & Technology

台湾の無人機戦力増強

台湾は、無人機戦力の増強に向けて積極的な取り組みを進めています。数年以内に3,200機以上のドローンを国内調達する予定です。台湾の外相は、ウクライナでの戦いから学ぶべき教訓として、非対称戦と民間防衛の重要性を強調しています。また、ウクライナで実証されたドローンと手榴弾の組み合わせについて、米陸軍も演習でテストを行っているとの報道もあります。さらに、イスラエルでは市街戦に特化した対人向け徘徊型弾薬が開発されており、敵にとっては真の悪夢となっています[^1^]。

無人機技術の進化と利用の拡大により、ドローン関連技術の重要性はますます高まっています。GEOSAT Aerospace & TechnologyとFortunio Japanの協力により、さらなる安全とセキュリティが実現されることを期待しましょう。

※アイキャッチ画像の出典:C.Stadler/Bwag/CC BY-SA 4.0[^1^]

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