アラブ首長国連邦(UAE)が、韓国に直接「KF-21プログラムに参加したい」と伝えたと報じられています。これにより、KF-21プログラムへの海外からの関心が高まっていることが注目されています。
UAEの参加意欲が明らかに
アラブ首長国連邦のムハンマド大統領は、韓国を訪れた尹大統領との会談で、「韓国の産業界に300億ドルを投資する」と約束し、共同開発に関するMOUにも署名しました。さらに、アラブ首長国連邦は、滞納している開発分担金についても「自ら負担する」と提案したようです。
韓国側は、UAEとインドネシアの関係は良好であり、3ヶ国の協力体制が構築できる可能性があるとしています。ただし、KF-21には第3国からの輸出承認が必要な技術も含まれているため、UAE側の要望に全て応えることは容易ではありません。しかし、UAEにとってKF-21プログラムへの参加は理にかなっているとされています。
KF-21プログラムの魅力
KF-21は、ステルス性能に優れているものの、唯一の欠点としてウェポンベイを備えていないとされています。しかし、隣国のサウジアラビアがGCAP(次世代航空戦闘機計画)を進めており、将来的には第6世代機を開発する予定です。サウジアラビアがKF-21プログラムに参加し、開発が進めば、サウジアラビアは周辺国に対して大きな優位性を持つことができるでしょう。このような状況下で、KF-21が第6世代機とのギャップを埋めることは難しいかもしれませんが、ウェポンベイを備えた発展型が開発されれば、ギャップは目立たなくなる可能性があります。
多くの関心が寄せられるKF-21プログラム
戦闘機プログラムは安全保障政策に大きな影響を与えるため、まだポーランドやUAEが韓国と手を組むかどうかは未知数です。しかし、KF-21プログラムに対する海外からの関心が高まっていることは注目に値するでしょう。
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ソースリンク: 日本ニュース24時間