アルツァフ共和国、新たな決断 軍の武装解除と解体を受け入れる停戦案を承諾

アルツァフ共和国は、ロシア軍から提案された停戦案を受け入れると発表しました。この案では、「アルツァフ共和国軍の完全な武装解除と解体」、そして「ナゴルノ・カラバフ地域に住む住民の再統合」という条件で合意したようです。

現実的な決断としての意味

アルツァフ共和国は、アゼルバイジャン軍の攻撃に果敢に抵抗していました。しかし、フランスやEUが制裁を行うなど国際的な支援が不十分であることに加え、敵に重要な拠点を奪われてしまったため、ロシア軍が提案した停戦案を受け入れることにしました。

停戦案の中身に関しては明かされていませんが、アルメニアメディアによると、アルツァフ共和国側は「戦闘を続けて無意味であり、アルメニアは不介入を決め込み安全保障理事会まで粘っても事態の打開はない」と判断した可能性が高いです。

アルツァフ共和国
出典:Google Map 管理人作成(クリックで拡大可能)

恐らくアルツァフ共和国にとっては望ましくない決断だと思われますが、現在の状況では軍事的な打開が見通せないため、現実的な判断と言えるでしょう。

アルツァフ共和国の未来は?

アルツァフ共和国は引き続きアゼルバイジャンの主権と統治を受け入れることになります。そして、ナゴルノ・カラバフ地域に住むアルメニア人の社会復帰についても協議が行われる予定です。

アルツァフ共和国が行ったこの決断は、戦争を止めるために取られたものであり、現実的な対応として受け入れられるでしょう。

ぜひ、「日本ニュース24時間」のサイトで詳細を確認してみてください。

※アイキャッチ画像の出典:Diana Khachatryan/CC BY-SA 4.0

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