アメリカの保守派がウクライナ、ゼレンスキー大統領を支持していない理由(TNW)
ゼレンスキー氏が国連で団結と支援を呼びかけ
ウクライナのゼレンスキー大統領が演説し、ロシアが世界を核戦争の恐怖に陥れ、食料供給をも脅かしていると厳しく非難したうえで、「すべての力を結集し、侵略者を打ち負かすために団結して行動しなければならない」と、国際社会に支援を呼びかけました。
バイデン大統領はウクライナへの軍事侵攻をめぐり、「ロシアだけがこの戦争の責任を負っている。ロシアだけが戦争を直ちに終わらせる力を持っているが、平和の邪魔をしている」と述べ、ロシアを改めて非難しました(NHK)
これは保守派のインフルエンサーの中でもベスト10に入るであろうベニー・ジョンソン氏(政治コラムニスト。保守組織ターニングポイントUSAの最高クリエイティブ責任者)のポストです。(189万フォロワー)
このインプレッションは80万回近くあり、伸び続けています。
「ゼレンスキー大統領が本日の国連演説中に、他の国々に助言を求めるという驚くべき瞬間があった」
Incredible moment during the Zelensky UN Speech today where he began asking other nations for tips
— Benny Johnson (@bennyjohnson) September 19, 2023
保守メディア、The Babylon Beのポスト(309万フォロワー)
「ゼレンスキー、国連演説で献金皿を回す」
Zelensky Passes Around Offering Plate During U.N. Speech https://t.co/EoROYNNIf4 pic.twitter.com/UopUTRvgCw
— The Babylon Bee (@TheBabylonBee) September 19, 2023
フォロワー数68万
Donations for Zelensky. 😂🇺🇦 pic.twitter.com/GeBxNW2EXM
— Dr. Anastasia Maria Loupis (@DrLoupis) September 17, 2023
財布をしっかり握れ!ゼレンスキーが街に戻ってきたぞ!
Hold On To Your Wallets! Zelensky’s Back In Town https://t.co/PVUTLBZIxj
— zerohedge (@zerohedge) September 19, 2023
(以上のポストはウクライナやゼレンスキー氏を侮辱する意図ではなく、米の状況を知っていただいたいために載せたものです。誤解のないようにお願いします。)
意外に思うかもしれませんが、アメリカの保守はウクライナへの支援を支持してはいません。日本人の中にもウクライナ支援を肯定しない人が一定数います。理由は様々あるのでしょうが、ここでは触れません。
一つ言えることは、アメリカの保守派がウクライナ支援を否定しているのは日本のそれとは全く違うということです。その理由について書きます(過去記事の更新)
アメリカの保守派の反ウクライナの理由は大きく分けて3つあります
1.バイデンのウクライナ不正への批判(ブリスマとマネロン)
バイデンがウクライナの「ブリスマの汚職」を圧力をかけて潰し、その後ハンター経由で利益を得ていたという疑惑。疑惑というよりももはや真実です。
・2014年、バイデン副大統領がウクライナのブリスマという会社の汚職問題担当になった
・その2週間後、息子のハンターバイデンがブリスマの取締役になった
・2015年、ウクライナがブリスマの汚職問題の捜査に入ろうとしたが、バイデン副大統領がブリスマの汚職問題の捜査に介入し止めさせた
・その後、ハンター経由で利益を得ていた
2.そもそも、バイデンの大失態でロシアがウクライナを侵略した
ロシアがウクライナの国境に大量の兵を集結させていた時、こともあろうにバイデンは「米軍を派遣しない」と明言したのです。これは大失態中の大失態で、これによりロシアは安心してウクライナに侵攻し、現在戦争は長引き終戦の兆しさえありません。
バイデン、ウクライナ退避で「軍派遣しない」と明言2022/2/11(産経新聞)
トランプ大統領「もし私が大統領だったら、ロシアとウクライナの戦争は決して起こらなかっただろうが、今でも、もし大統領なら、この恐ろしく急速にエスカレートする戦争を24時間以内に終結させる交渉ができるだろう。こんな悲惨な人命の浪費はない!」(2023.1.7)
保守派は「バイデンの外交力のなさ、戦争オンチ」によって米国や世界が被害を被ったことに怒っているのです。
3.アメリカラストのバイデン。バイデンはウクライナを支援してばかりで、アメリカに目を向けない。
米保守派が一番怒っているのはこの点、「外国ファースト、自国ラスト」です。日本の岸田政権への批判と同様です。
バイデンはこれまでウクライナに世界最大、世界の支援額のおよそ半分の約10兆円の支援を行っています。
一方、自国の国境が破壊され移民が大量に入んで治安が乱れていること、民主党政権の街が犯罪都市と化していること、インフレで市民が日用品さえ買えない状態であること、災害を受けた市民が苦しんでいること、マウイ島の火災被害、ハリケーン被害等については知らん顔で関心を向けず、金を注ぎ込もうともしません。
支援額が最も多いのがアメリカで731億ユーロ、日本円でおよそ10兆円にのぼり全体の支援額(1436億)の半分を占めている(NHK)
チャーリー・カーク氏(保守組織ターニングポイントUSA代表)のポストが保守派の意見を代表していると言えます
皆さんが、「民主党の優先順位がいかに逆さまであるか」を明確に理解するために…
ジョー・バイデンはウクライナ向けに240億ドルを(議会に)要求している。同時に、ゼレンスキーの軍事報道官が資金援助に批判的な人物を「世界中で追い詰める」と脅迫している。
上院の民主党は、Secure the Border Act H.R. 2を資金提供法案から剥奪することを約束している。
民主党は、わずか3か月で国債を1兆ドル増やす財政の現状維持を要求している。
もし政府が潰れるなら、それは民主党がゼレンスキー、不法移民、腐敗したジャック・スミス(トランプ大統領を起訴した特別検察官)に資金提供したからであり、一方で普通のアメリカ人が犠牲にされるからだ。
バイデン政権を潰せ!
Just so everyone is crystal clear on how upside down Democrat priorities are…
Joe Biden is demanding $24 billion for Ukraine, even as Zelensky’s military spokesman threatens to “hunt down” any person, worldwide, who criticizes their endless money train.
Dems in the Senate are…
— Charlie Kirk (@charliekirk11) September 19, 2023