テラスで猛犬と一緒に放置されたシェパードに涙が…韓国の報道に衝撃

警察マーク

韓国で、テラスで猛犬2頭が別の犬を激しく噛むという動物虐待が疑われる事件が発生し、警察が捜査に入りました。この事件によって放置されたシェパードが涙を流している映像が公開され、人々の心を揺さぶりました。

犬の虐待映像が拡散される

2023年9月20日、京畿道富川(キョンギド・プチョン)遠美(ウォンミ)警察署に、動物虐待の映像がネット上に拡散しているという通報が寄せられました。通報内容によると、ワンルーム型住居オフィステルのテラスで、猛犬2頭が別の犬を激しく噛むなどの光景が映っていたとのことです。

犯人とされる飼い主はシェパードを同じ空間に放置しており、シェパードは何度も攻撃を受けていました。その後、シェパードはケガをし、治療を受けている姿も確認されましたが、再び攻撃を受けることになりました。現在、シェパードの命は危険にさらされているかもしれません。

飼い主に動物保護法違反容疑がかかる可能性も

警察は飼い主を特定し、調査を行いました。飼い主は3匹の犬を飼っていましたが、「虐待の意図はないし、犬が大好きでわざわざテラスのある家に引っ越してきた」と主張しています。ただし、飼い主に関しては先月も犬が他の犬をいじめているという通報が2件寄せられていたことが判明しています。

警察は追加の調査を行い、動物保護法違反容疑が成立するかどうかを検討する予定です。また、飼い主が猛犬を飼うための許可を受けていたかどうかも調査されます。

動物虐待に厳しい法律と登録制度

韓国では、猛犬を飼うためには市・道知事からの猛犬飼育許可が必要です。これは動物保護法によって定められています。猛犬は特に攻撃的な性格を持つため、適切な飼育環境が整っていることが求められます。

先月の通報時には犬の状態は問題なかったとされていますが、今回の通報によって飼い主に容疑がかかる可能性が浮上しています。警察はこの事件を真剣に捜査し、動物の権利と安全を守るために行動しています。

参照リンク: 日本ニュース24時間