アルピニストの野口健さんが、ネパールのマナスル峰遠征中に命の危機に直面したことを自身のインスタグラムで明かしました。その状況はとても深刻で、野口さんはテントの中で溺死してしまうのではないかという苦しみと恐怖に襲われたのです。
呼吸困難に陥る
入院初日の野口さんは、血中酸素濃度を測ると50パーセント台であり、非常に危険な状態であることが分かりました。彼は真っ暗闇の中、クレバス地帯をふらつきながら降りていく必要がありました。その後、テントに酸素ボンベを持ち込んだものの、咳が止まらず、吐いてしまうという状況にさらされました。
生死の境でのサポート
テント内は修羅場と化し、野口さんは非常に辛い時間を過ごしました。しかし、彼を支えてくれたのはシェルパたちでした。彼らが野口さんの体をさすってくれるなど、心強いサポートを受けたのです。そして野口さんは感謝の気持ちを込めて、シェルパたちに助けられたことを綴りました。
命を救う脱出
野口さんは過去に敗血症の経験があり、今回の症状がそれに似ていると感じました。酸素吸入中には肺からシュワシュワと泡が溶けるような音が聞こえたそうです。彼はこの生死の危機を感じ、シェルパに脱出を求めました。幸いなことに、ちょうどその時にレスキューヘリが現れ、野口さんはサマ村に運ばれました。
助けられた一席
野口さんはサマ村で医師に診察を受け、肺水腫と告げられました。しかし、ヘリの確保が難航しました。しかし、迅速に動いてくれたエイシアントレッキングのおかげで、なんとか一席を確保することができたのです。もしも何か一つでもうまくいかなかった場合、野口さんの救助は実現しなかった可能性があります。野口さんはこの壮絶な状況について、詳細は後日書くとしながら、レスキューが実現したことを感謝しています。
この記事は日本ニュース24時間から提供されました。
(参照リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/6cb549989ad32c02863647b9e148443ea27bb742)