河野太郎外相は30日(日本時間同)、バングラデシュの首都ダッカでモメン外相と会談し、隣国ミャンマーから逃れてきたイスラム教徒の少数民族ロヒンギャ難民の早期帰還へ協力を継続すると伝えた。
河野氏は、バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプを会談前に視察したことに言及し「状況は劇的に改善している。早期帰還に向け緊密に連携したい」と表明した。モメン氏は「日本との関係を強化したい」と応じた。
ミャンマー国内で2017年8月、ミャンマー治安部隊とロヒンギャの武装集団による衝突が発生。70万人以上のロヒンギャ難民がバングラデシュに流入したとされる。(ダッカ 共同)