野口健、命の危機を回顧 ヘリで緊急搬送後の生還ショット公開

登山家の野口健さんが、ヒマラヤ山脈のマナスルでの遭遇を回顧し、緊急搬送後の姿をInstagramで公開しました。彼が命を救われた瞬間を切り取った写真は、驚きと感動の連続です。

緊急搬送の瞬間を公開

野口さんは、先月ネパールに到着し、高地順応のためのトレーニングを行った後、マナスル登頂に挑戦していました。しかし、9月21日に山中で呼吸困難に陥り、血中酸素濃度が53%まで低下してしまいました。そのためヘリコプターで緊急搬送され、カトマンズの病院で治療を受けることになりました。

彼は、自身のInstagramで「ベースキャンプについて数時間後、容態は更に悪化し、酸素ボンベをテントに持ち込む。毎分2~3リッターで酸素吸入するものの咳が止まらずその勢いで吐いてしまう。マスクの掃除が大変でした」「『テントの中で溺死してしまう』のではないかという苦しみに恐怖。テント内は修羅場と化してました」と、当時の緊迫した状況を思い出しました。

九死に一生を得た経験

野口さんは、生命の危機を感じながらも、奇跡的に救助されたことを伝えています。彼は「詳細はいずれ書きますが、何か一つでもダメだったならばあの日のレスキューは実現しなかった。あの日にレスキューされなければ、おそらくアウトだっただろう」と述べています。

彼は病院でCTスキャンと血液検査を受け、初めは肺水腫と診断されていましたが、結果は肺炎であることが判明しました。抗生物質の点滴を5日間行った結果、炎症反応や白血球の数値が落ち着き始め、回復の兆しを見せています。

今後の展望

入院中の写真と共に、野口さんは「峠は越えましたので、ただ、依然、両サイドの肺は肺炎。話すと咳が止まらなくなるので、寡黙なアルピニストは今日も寡黙に窓からカトマンズの空を眺めています」とコメントしました。彼はマナスルへの挑戦を諦め、今後は新たな山に挑戦する予定はないと表明しました。

ファンからは「生きていてくれて嬉しいです」「本当に、色んな奇跡が重なって、無事に助かって良かった」「鳥肌立って涙にじんできました…ご無事で良かったです!」「お顔を見て少し安心しました。十分療養なされて、元気に日本に帰国して下さい」といったコメントが寄せられています。

まとめ

野口健さんの生還ショットが公開され、多くの人々が彼の奇跡的な生還を喜んでいます。彼の勇敢な行動と回復の努力は、私たちに勇気を与えてくれます。彼の今後の活動にも注目が集まっています。

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