台湾、2027年までに2隻の新型潜水艦を配備、後期型は対艦ミサイルを搭載

台湾は国防の重要な側面である潜水艦戦力を強化する計画を進めています。2027年までに2隻の新型潜水艦を配備する予定であり、後期型には潜水艦発射型の対艦ミサイルを搭載する予定です。

台湾の現状と課題

台湾海軍は、オランダ製のズヴァールトフィス級潜水艦と米国製のテンチ級潜水艦を合わせて4隻保有していますが、これらの艦艇は1980年代に建造されたもので、時代遅れとなっています。そのため、後継艦の調達が必要とされてきましたが、中国の圧力によって計画は中断されてきました。

しかし、2018年になって状況は変化しました。当時のトランプ政権は、潜水艦建造に必要な技術や部品の台湾への売却を承認しました。これにより、オーストラリアや英国といった国々も関連技術の輸出を認めるなど、台湾の潜水艦建造を支援する動きが出てきました。

新型潜水艦の建造

現在、台湾で建造が進められている1番艦は、予定よりも早い2023年9月に進水する予定です。そして、2025年には就役する予定です。そして、2027年までには、2隻の新型潜水艦が配備される予定です。

これらの新型潜水艦は、ディーゼル+リチウムイオン電池の方式で作られます。また、後期型には、潜水艦発射型の対艦ミサイルが搭載される予定です。これにより、台湾海軍の戦力が大きく向上することが期待されています。

支援国との協力

台湾の潜水艦建造プログラムは、米国、英国、フランス、インド、オーストラリア、カナダ、スペイン、日本、韓国などの国々が支援しています。特に、英国の元少将を含むチームが大きな協力をしてくれました。彼らの努力により、英国からの輸出許可が得られたという報告があります。

ただし、中国の圧力やリークの問題により、一部の企業は協力を断念した可能性があります。この問題に関しては、今後の課題となるでしょう。

まとめ

台湾は2027年までに2隻の新型潜水艦を配備し、後期型には対艦ミサイルを搭載する予定です。これにより、台湾海軍の戦力が大幅に向上することが期待されています。また、多くの国々が台湾の潜水艦建造を支援しており、その協力に感謝するとともに、今後の中国の反応にも注目が集まっています。

※この記事は「日本ニュース24時間」の一部として提供されています。

ズヴァールトフィス級潜水艦
出典:Negatieven en Dia’s voormalig Instituut voor Maritieme Historie/CC0 ズヴァールトフィス級潜水艦

※この記事のソースリンク:https://grandfleet.info/indo-pacific-related/taiwan-will-deploy-two-new-submarines-until-2027-later-versions-equipped-with-anti-ship-missiles/