百田尚樹「今の自民党は大嫌い」 15日で27.5万フォロワーの“日本保守党” 立ち上げた真意

百田尚樹氏

9月1日、百田尚樹氏が旧Twitterアカウントを開設し、たった15日で自民党を超える国内政党トップの27.5万フォロワーを獲得しました。百田氏は『永遠の0』や『日本国紀』の著者であり、放送作家でもあります。彼が率いる新党『日本保守党』が注目を浴びています。

「今の自民党は大嫌い」百田氏が語る結党の経緯

自民党の現状について質問された百田氏は、「大嫌いだ」と答えました。彼は以前は自民党の支持者でしたが、消極的な支持者でした。しかし、安倍元総理が亡くなった後の自民党の政策や動き、発言を見て、もう駄目だと感じるようになったと語ります。しかし、他に支持する政党がないため、自ら立ち上がるしかないと考えました。餃子の王将で食事をしていたときに、妻に「新党を立ち上げるのはどう?」と言ったところ、「いいんじゃない?」と言われ、YouTubeで「やります」と宣言したと述べました。

その後、ジャーナリストの有本香氏がYouTubeの百田氏の配信を見て、「あなたが本気なら私も協力します」と電話をかけてきたことで、結党の運びとなりました。有本氏は事前に知らされていなかったが、自身も「日本はこのままでどうなるのか?」という気持ちや怒りを抱いており、百田氏の意見を共有し、彼以外には大きくなれないと感じたと説明しました。

百田氏は、自民党について移民政策や増税、生活への影響、何もしていないのに物価が上がるなど、様々な点に不満を抱いています。特にLGBT理解増進法については、「あれではもう無理だと思った」とコメントしました。彼は日本が世界で一番古い国であることを強調し、独自の伝統や風習、考え方があると話します。多くの国民が「これはもう古いよね」と思えば変えるべきだと考えますが、「これは日本の美点・良さである」と思われるものは残すべきだと述べました。現在、一部の政治家が国民の意識を無視して暴走していることを止めたいと語っています。

作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏は、「自民党は昭和の頃、農村の地盤を持った保守政党だった。これが平成に入る頃から都市政党化して、リベラル側にウイングを伸ばした結果、右から左まで全てをカバーする政策をやるようになった政党だと認識している。百田さんのように、保守政党ではなくなったと見る人もいる。ただ現状、中庸のリベラル部分で自民党を支持する人が多いという見立てもできる。保守的な部分だけを支持する人はどれくらいいるのか若干疑問だ」と指摘しました。

それに対し、有本氏は「我々が右に寄った極端な人間だと思われてしまうかもしれませんが、全くそうではありません。我々は自民党のためにやるのではなく、安倍元総理以前、90年代の自民党はむしろかなり左に寄っていた。農村に選挙基盤は持っているが、今なら立憲民主党などにいてもおかしくない方々が党の上層部にいた。それが自民党だった」と述べました。

さらに彼は、「90年代に自民党が失ったものを安倍さんは取り戻そうとした。ただ、それだけを言うと支持がついてこない部分もあるので、女性活躍などにも注力した。これは政治家の現実論だと思う。保守は極端なものを嫌います。民主主義の手続きを飛ばして、ジェンダーアイデンティティという多くの国民が理解しない言葉が盛り込まれた法律を作る。そういった極端なことをするのはやめましょう。私たちはこれから新党を立ち上げ、極端な方向に行かないために努力します」と述べました。

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