「双日」元社員が逮捕される!営業秘密を不正に持ち出し、元同僚のIDを悪用

双日

こんにちは、みなさん。今日は、大手総合商社「双日」の元社員が逮捕された事件についてお伝えします。この事件では、男性元社員が前の勤務先である「兼松」という会社から営業秘密を不正に持ち出し、さらに元同僚のIDを使用しています。

不正行為が発覚した経緯

警視庁によると、男性は去年の7月16日に双日の社員だった時、兼松で働いていた元同僚のIDとパスワードを使って自宅のパソコンから兼松のサーバーに不正に接続しました。その際に、海外の自動車メーカーとの取引台帳や自動車部品の開発に関する資料など、営業秘密のファイルを3つダウンロードし、自分のパソコンに保存した疑いがかけられています。

また、彼は元同僚に「自分がまとめた海外出張の際の飲食店リストを見たい」という言葉で、パスワードなどを聞き出したとされています。しかし、男性は容疑を否認しています。

事件の影響と調査の進展

男性は兼松で自動車関連の部門で働いており、退職後に双日で同じ部署で働いていました。警視庁では、男性が兼松から持ち出したファイルを双日で利用していた可能性を調査しています。

さらに、男性は転職前の6月にも約3万7000点のファイルを社有パソコンからダウンロードし、私有パソコンに保存していた可能性があるとされています。警視庁では、これらのファイルが営業秘密に該当するかどうかも調査しています。

企業からのコメントと今後の展開

兼松はこの事件を「厳粛に受け止め、社員教育を再徹底したい」とコメントしており、双日も「心よりおわび申し上げる」と謝罪しています。なお、両社とも東証プライム上場であり、今年の連結売上高は双日が業界7位の2兆4800億円、兼松が同8位の9100億円でした。

この事件は、営業秘密の重要性を再認識させる出来事です。企業の情報を守るためには、従業員の教育やセキュリティ対策が欠かせません。

詳しい情報は、以下のリンクからご覧いただけます。

日本ニュース24時間