ニュージーランドの飼い犬、手違いで殺処分される。行政が「職員による人為的ミス」と謝罪

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ニュージーランドで飼い犬が手違いで殺処分されてしまう悲劇が起きました。この事件が地元のギズボーン地方議会によって公表され、彼らは謝罪しました。地元のメディアでもこの事件が報じられています。

飼い犬が取り違えられた

問題が起きたのは9月22日。職員が道路で飼い犬を見つけ、保護しました。この犬には名前のタグとマイクロチップがついており、名前は「サージュ」であることが判明しました。飼い主の住所も判明したため、職員は飼い主のもとへ連れて行こうとしました。

しかし、飼い主が留守で連絡が取れなかったため、職員は一時的に犬を保護施設に連れて行くことにしました。飼い主には「迎えに来てください」とメモを残しました。

ここまでは正しい対応でしたが、別の職員がこの日予定していた別の犬の殺処分と取り違えてしまったのです。この人為的なミスを地方議会は認めました。

職員の謝罪と辞職

謝罪の中で、この職員は「決められた手順を守りませんでした。信頼がこの仕事にとって重要な意味を持つことは理解しています。信頼を傷つけて申し訳なく思っています」と述べています。職員は責任を感じ、既に辞職しており、原因究明や再発防止のための調査にも協力する意向を示しています。

地元メディアによると、この飼い犬の名前はサージュであり、飼い主はフィットネスビジネスを営んでおり、サージュはそのマスコット的存在でもありました。飼い主は施設の職員にサージュを連れて行かないように頼んだそうですが、聞き入れられませんでした。飼い主は同日中に施設に行きましたが、既にサージュは殺処分され、ゴミ袋のようなものに入れられていました。

飼い主がサージュを大切にしていたプラムの木の下に埋めようと袋を開けたところ、家畜銃で頭を撃たれていたことがわかったと報じられています。地域のコミュニティからは、この問題に対して多くの非難が集まっています。

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