ゼレンスキー大統領、ロシア資産の売却益を含む資金で武器生産を行う

ゼレンスキー大統領が「明日重要なニュースがある」と話していた内容が明らかになりました。30日に開催された国際防衛産業フォーラムで、ゼレンスキー大統領は「防衛産業同盟の創設」と「特別防衛基金の設立」を発表しました。この計画では、ロシアから没収された資産の売却益を含む資金で武器を生産する予定です。

重要なニュースがあると言っていたのは防衛産業同盟と特別防衛基金のことで間違いない

ゼレンスキー大統領は29日の夕方の演説で「この1週間で我々は大幅に強化された。明日(30日)もウクライナにとって、我々の兵士にとって、国全体にとって重要なニュースがあるだろう」と述べていました。そして、その重要なニュースとは、30日の国際防衛産業フォーラムでの防衛産業同盟の創設と特別防衛基金の設立であることが明らかになりました。

ゼレンスキー大統領の発表によれば、防衛産業同盟は「武器供給の側面から国際法を遵守・保護してウクライナを含む世界中の国々を侵略から保護する」という目的を持ちます。この目的に賛同する企業は同盟に参加することができ、ウクライナ外務省によれば、「フォーラム終了までに19ヶ国から38社が同盟への参加を表明した」と報告されています。

さらにゼレンスキー大統領は、「防衛産業企業がウクライナに進出するため特別経済体制を整備する」と述べました。そして、この特別経済体制を実現する上で最も重要なポイントは、「特別防衛基金を設立する」とのことです。この基金の財源には、「ウクライナからの資金」に加えて「没収されたロシア資産の売却益」が使われる予定です。

ゼレンスキー大統領
出典:PRESIDENT OF UKRAINE

まだ詳細な内容は明らかにされていませんが、29日にゼレンスキー大統領が「重要なニュースがある」と話していたのは、おそらく防衛産業同盟と特別防衛基金に関することだったのでしょう。

※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE

参照リンク:日本ニュース24時間