練馬区、ボーナスの源泉所得税の遅延で3年で3700万円の追加支払い…管理職2人に賠償請求

練馬区役所で謝罪する宮下副区長

練馬区は、約4500人の職員に支給した夏のボーナスに関する源泉所得税の納付処理のミスにより、約3700万円の追加負担が発生したことを発表しました。

遅延の原因

区によると、夏のボーナスに課税される源泉所得税は通常、支給日の翌月である7月10日までに納付する必要があります。しかし、区の指定金融機関が2020年11月に払い出し処理が可能になる日を6月30日から7月6日頃に変更した際、担当職員は納付期限を1か月後ろにずらして処理を行っていたとのことです。

遅延の発覚と対応

9月中旬、練馬東税務署から区に連絡があり、今年分の遅延が判明しました。さらに調査を行った結果、21年と22年のボーナス支給分もそれぞれ1か月遅れていたことが判明しました。

区は地方自治法に基づき、監督責任のある管理職2人に賠償を求めるとともに、担当職員の処分も検討しています。賠償金については、職員が加入できる公務員損害賠償保険から支払われる見込みです。

謝罪と再発防止策

区役所で行われた記者会見で、宮下泰昌副区長は「区政の信頼を大きく損ね、おわびする。危機感を持って再発防止に取り組みたい」と謝罪しました。そのため、監督責任を取るため、前川燿男区長と副区長2人の計3人は、減給30%(3か月間)とする方針を決め、11月開会の区議会に条例案を提出する予定です。

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参照元リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/e49f4701c2becb60a8d394dece9f1e7341c12803