イスラエル入りのTBS記者に「観光旅行ご苦労さん」 ネット中傷に本人激怒「ふざけるな」

イスラエル入りのTBS記者

イスラエルからの報道や現地レポートで知られるTBSの須賀川拓氏が、パレスチナの武装組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃についての中傷に憤りを感じています。

戦場での活動とともに中傷に怒りを露わに

戦場で活動するJNN中東支局長である須賀川氏は、イスラエルからの中継や現地レポートを行っています。先日、須賀川氏はX(旧ツイッター)上で「偏向TBSは黙っとけ!と言いたい」という投稿に反応しました。

引用しながら須賀川氏は、「ごめん、何を言ってるかちょっと分からないけど、偏向しているのかどうかは今後、私のTBSのレポートを見た上でご判断ください。そして、ただの誹謗中傷でなければ、貴重な視聴者のご意見として承ります」と述べました。

しかし、その後も「観光旅行ご苦労さん」といった返信が寄せられ、須賀川氏は「イスラエルの友人と、涙をこらえながら取材している。ガザの友人からも、半分嗚咽しながら電話がかかってきた」と現状を明かし、「はっきり言わせてもらう。ふざけるな」と怒りを表明しました。

中傷への反応の理由

須賀川氏は、襲撃された相手を馬鹿にされた気分になるため、中傷に反応する理由について「自分に対してはどうでもいいんですが、取材した相手をバカにされた気分になるので、我慢の限界を超えるときもあるんです」と説明しています。

その後も須賀川氏は、「緊迫感がまったく伝わってこない映像ばかり」との批判に直面しました。これに対して、彼は「写真を撮った数十秒後にサイレンが鳴り、頭上でロケット弾が迎撃されました。戦場というのは弾丸一つ飛んでくるまで、砲弾一つ落ちてくるまで、皆日常を送っています。それはイスラエルもガザも一緒」と緊迫した状況を説明し、「緊張感が伝わってこないように見える次の瞬間、死ぬかもしれない。それが戦場なんです」と述べました。

このように中傷に直面しながらも、須賀川氏は現地の状況を伝える貴重な存在として活動を続けています。

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