「支持率は当てにならない」という麻生さんのアドバイスを岸田首相は聞いた方がいいと思う

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義理人情に厚い麻生さん

FNNプライムオンライン

【画像】3カ月続落…岸田内閣支持率の推移を見る

19日、派閥のパーティーでの講演でこの話を明らかにした麻生氏は、自分の祖父である吉田茂元首相、盟友だった安倍晋三元首相の祖父、岸信介元首相を引き合いに、「二人とも在任中の評判は最悪だった。退任後に高く評価された」とも語った。

麻生氏は首相時代にはホテルのバー通いを批判されたりしてちょっとかわいそうだったが、安倍政権では「兄貴分」として見守り、岸田政権でもご意見番としてにらみを利かせている。べらんめえ口調で怖いが義理人情に厚い人だ。

確かに岸田内閣の支持率は3か月連続して下がっている。FNNが週末に行った世論調査によると内閣支持率は先月より5ポイント下がって41%、同時期の朝日新聞、共同通信の調査でも同様の結果だった。

岸田おろしにならないフシギ

岸田氏は9月に内閣改造と党人事を行い、10月に臨時国会を召集するようだ。この臨時国会冒頭に解散も、という話だったのだが、この数字では解散できないのではないか。ただ内閣支持率も政党支持率も下がり続け、マイナカードや少子化対策などの政策の評判が悪いにもかかわらず、党内で「岸田おろし」の声は聞かない。

世論調査で岸田氏に「どのくらい首相を続けてほしいか」と聞いたところ、「自民党総裁の任期が切れる来年9月ごろまで」が最も多く60%。「できるだけ長く」も14%で、「すぐに交代してほしい」は24%だけだった。

どうやら国民は岸田氏のやっていることに文句をつけながらも、しばらくは首相を続けてもいいと思っているようだ。しかも来年9月の自民党の総裁選では、今のところ岸田氏の脅威になりそうな人は見当たらないので、再選も十分に視野に入る。

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