ハンファの米国進出は、陸上装備の分野で主要なサプライヤーになることを目指しています。米メディアは昨年、ハンファの地位を示したと報じており、今年もハンファのケリー最高経営責任者が同様のコメントを発表しました。
主要サプライヤーになるための努力
ハンファは、米陸軍協会の年次総会（AUSA2023）に合わせて開催される展示会に参加しています。この展示会は「米国最大の陸上装備見本市」と言われており、ハンファは存在感を示しています。ハンファのケリー最高経営責任者は、ハンファが米国市場で主要なサプライヤーになることを目指していると述べています。
投資と外資系企業の規制問題のクリア
ハンファは、米国市場での地位を確立するために、バージニア州マクリーンに本社を設立し、ミシガン州デトロイトにエンジニアリング・センターを開設するなど、積極的に投資を進めています。また、外資系企業に対する規制問題もクリアしつつあります。
新規受注やパートナーシップ、M＆Aの可能性
ハンファの成長戦略は、パートナーシップやM＆Aなどの選択肢も考慮に入れています。ケリー最高経営責任者は、競合他社と同じような選択肢を持っており、10年以内にハンファを主要なサプライヤーに押し上げることを目指していると述べています。
韓国と米国の可能な協力関係
ハンファの関連企業であるハンファ・エアロスペースは、軍事用無人地上車輌（UGV）の開発に取り組んでいます。ケリー最高経営責任者は、米国での展開に向けて新たなパートナーシップの発表準備を進めていると述べています。
まとめ
ハンファは、米国市場に参入することで陸上装備の主要なサプライヤーになることを目指しています。そのためには大規模な新規受注が必要であり、パートナーシップやM＆Aも選択肢に入れています。ハンファの成功により、韓国製装備品の地位も高まることとなるでしょう。
※出典：Hanwha Aerospace
