昭和を代表するゲーム機、ファミリーコンピュータ(通称:ファミコン)。その中でも、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』は、多くの人にとって特別な思い出を残しています。最近はPS4の『原神』に夢中の高校生たちにとって、ファミコン版ドラクエの存在はちょっと古臭く感じるかもしれません。しかし、ある高校生がそのドラクエ2をプレイしてみたところ、新たな発見がありました。
交渉決裂か? 「今さらファミコンなんて…」お年玉で打算してしまい“2”を選択
息子に「昭和カオス」と呼ばれ、1年以上もファミコンを放置していた筆者。しかし、ある日、実家の押し入れからファミコン版『ドラクエ2』と『ドラクエ3』を見つけ出し、息子にプレイしてみないかと声をかけました。
当然、現役高校生の息子にとってはファミコンなど古いものは興味がないはず。しかし、驚くことに息子は快く受け入れてくれたのです。実は、最近のスマホアプリでドラクエを楽しんでいた彼にとって、ファミコン版ドラクエも新鮮な体験になるのかもしれません。
「でも、その『ドラクエ2』って難しいやつでしょ?」と、息子はちょっと不安そうに尋ねてきました。確かに、昔のゲームは難易度が高いことが多いです。しかし、筆者は彼に挑戦してほしいと思い、条件を出しました。それは、攻略サイトを見ずに進めること。それを了承した息子は、「クリアしたらお年玉を3倍にしてやる」とキメポーズまで決めてくれました。
こうして、息子とのドラクエ2の冒険が始まったのです。
絶望しかない…『ドラクエ2』の「ふっかつのじゅもん」間違えたときの画面
ドラクエ2をプレイするにあたり、息子と筆者の約束は厳しいものでした。攻略サイトを頼りにせず、自力でクリアすること。そして、特に「ふっかつのじゅもん」の間違え防止です。何度も試行錯誤を繰り返しながら、ようやくクリアに成功しましたが、息子との対決は予想以上に激しかったです。
ドラクエ2の世界は、昔のゲームならではの雰囲気が漂っています。見えない壁や仕掛けが隠され、解明することが求められます。攻略サイトを使わないという約束が、息子と筆者の間に緊張感を生み出しました。失敗や挫折の連続でしたが、それがまた楽しいと感じることもありました。
ドラクエ2の「ふっかつのじゅもん」は、一度間違えると絶望的な状況に陥ります。しかし、何度もトライするうちに正しい方法を見つけ出すことができました。その瞬間は、息子と一緒に喜びを分かち合えました。
まほうの扉が開かれる瞬間
ドラクエ2の攻略を続けるうちに、息子は次第に夢中になっていきました。初めてのドラクエ2の世界に魅了され、自分の力で進めることに喜びを感じていたようです。攻略のために何度も挑戦し、どんどん成長していく息子の姿に、筆者も感動しました。
ドラクエ2という古いゲームを通じて、息子との絆が深まったのです。昔のゲームの難しさや魅力を共有することで、お互いに新たな発見がありました。
今回のドラクエ2の冒険を通じて、筆者は息子の成長を目の当たりにしました。それはまさに、「ふっかつのじゅもん」の世界から現実世界への飛躍と言えるでしょう。
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