イスラエルの大規模侵攻が始まるのはいつ? 甚大な死者の可能性も【解説】

Image

イスラエルによるガザ地区への侵攻作戦はいつ始まるのか。中東情勢に詳しい田中浩一郎教授は「ハマスの幹部や人質がいる情報を集めている最中」と指摘しました。さらに、侵攻開始後の攻撃のシナリオなどについても話を聞きました。

「準備はできている」と言いながら…

Image

有働由美子キャスターは「憎しみに連鎖をどこかで止められないものかと思いますが、イスラエルによる地上侵攻がいつ始まってもおかしくない状況ということですよね」と述べました。

小野高弘・日本テレビ解説委員によると、イスラエル首相は「準備はできている」と言いながら、まだ行動に移していないとのことです。田中教授によれば、イスラエルは現在ガザ地区内のハマス幹部や人質の位置情報を収集している最中だそうです。

有働キャスターは「(情報は)どうやって集めるんですか?」と尋ねます。

小野解説委員によれば、イスラエル軍は散発的に空爆を行います。その結果、「ハマス」の中で「今、攻撃を受けた」といった連絡が行き交うとのことです。イスラエルはこれを傍受し、幹部や人質の位置を突き止めるそうです。情報収集が完了した後、「今がタイミングだ」と判断されれば、侵攻が始まるでしょう。

陸・海・空から“大規模攻撃”の可能性

Image

有働キャスターは「侵攻になった場合は、どういう攻撃が考えられるんでしょうか?」と質問しました。

小野解説委員によれば、イスラエルは陸軍だけでも12万人を超え、戦車は2200台以上を所有しています。田中教授によれば、イスラエルの攻撃シナリオには「艦船からの砲撃」「巡航ミサイルや地対空ミサイル、ドローンなどによる空爆」「戦車や歩兵部隊の掃討作戦」が含まれているそうです。まさに陸・海・空からの攻撃です。

また、イスラエル軍は海から攻撃する映像を公開しています。このような攻撃が大規模に行われる可能性があります。ハマスの拠点や武器の貯蔵施設は地下にあると考えられており、イスラエルは地下道を制圧し、街全体を破壊していく計画だとされています。ガザ地区は東京23区の6割ほどの面積しかないため、「その過程で否応なくガザの市民が巻き込まれ、甚大な数の死者が出る可能性がある」と田中教授は指摘しています。

記事の引用元リンク: 日本ニュース24時間

この記事は、イスラエルの大規模侵攻についての解説です。イスラエルがガザ地区への侵攻を開始するタイミングや、攻撃シナリオについて詳しく紹介されています。田中教授や小野解説委員の話によれば、イスラエルは現在情報収集の最中であり、ハマスの幹部や人質の位置を突き止めるために空爆を行っているとのことです。また、侵攻が始まれば陸・海・空からの大規模攻撃が予想され、甚大な被害が出る可能性も指摘されています。