先のない「一帯一路」を称賛するプーチン大統領

プーチン大統領が中国を訪れ、経済圏構想「一帯一路」の国際会議に出席することが明らかになりました。これについて、ジャーナリストの須田慎一郎さんと中央大学法科大学院教授で弁護士の野村修也さんが10月17日、ニッポン放送の「飯田浩司のOK!Cozy up!」に出演し、解説しました。

ロシアのプーチン大統領が中国を訪問

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プーチン大統領は、中ロ首脳会談のために北京を訪れます。ロシア外務省の発表によれば、プーチン大統領は「一帯一路」の国際会議に出席し、中国の習近平国家主席と会談する予定です。

先のない「一帯一路」の国際会議にプーチン大統領が出席する意味はあるのか

須田さんは、「一帯一路」構想は、アメリカが主導した「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」に対抗するために中国が提唱したものだと説明します。しかし、中国がTPPへの加盟を申請したことにより、「一帯一路」は失敗に終わったと言えます。この構想は、中国のバブルを輸出するだけのものであり、プーチン大統領が会議に出席する意味合いはどれほどあるのか疑問です。

イタリアも離脱する方向にあり、国際社会から「一帯一路戦略は失敗」という烙印を押される

野村さんは、中国の「一帯一路」は債務の罠になっており、多くの国が国を取られるだけで再建は不可能だと認識していると指摘します。イタリアも離脱の方向に向かっており、国際社会から「一帯一路戦略は失敗」と評価される状況になっています。このような状況の中、プーチン大統領が習近平国家主席をベタ褒めしたと報じられました。

以上が、プーチン大統領の中国訪問に関する解説です。詳細な情報はこちらをご覧ください。

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