担任教師の不適切な指導により児童3人が登校できず、1人が転校 茨城県の公立小学校

茨城県

茨城県つくば市立竹園東小学校(同市竹園3丁目)で、40代の女性教諭が1年生の担任としてトイレに関する厳しい指導を行い、結果的に児童3人が登校できなくなったことが明らかになりました。このうち1人は転校を余儀なくされました。

同校や市教育委員会によると、教諭は授業中に黙ってトイレに行った児童に対して、「勝手に行ってはだめ」と厳しい口調で指導しました。その後、児童たちはトイレに行きにくくなり、別の児童が失禁した際には「またお漏らししている。みんなの前でお漏らしするのは嫌だよね」と子どもたちへの配慮を欠く発言をしました。

この問題については、保護者からも「怒鳴っている」「子どもが怖がっている」といった指摘が寄せられました。

この状況を受けて、4月中旬から1人、6月下旬から2人の児童が相次いで登校できなくなり、市教委は「不適切な指導があった」と認めました。学校は7月半ばに担任を交代し、転校した児童を除く2人は9月までに登校を再開しました。

この教諭は2019年に同校に赴任し、今春から1年生の学級担任と学年主任を務めていました。現在は休職中で、復帰する場合は市教委による再発防止のための研修を受けることになります。

茨城県つくば市立竹園東小学校の皆川正美校長は、「児童3人が登校できなくなり、子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。このような事態が二度と起こらないよう、教員への指導を徹底していきます」と語りました。

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