最近、日本の作家である村上春樹氏の新作「街と、その不確かな壁」が中国で話題となっています。この作品の中国語版が近日中に発売される予定で、出版社間での翻訳権争いが繰り広げられました。そしてついに、上海に本部を置く出版企業である読客文化が「青天井」という価格で翻訳権を獲得しました。この中国語バージョンは2024年夏に出版される予定で、翻訳家の施小煒氏が翻訳を担当します。
村上春樹氏の作品の人気とその熱意
村上春樹氏は2006年に代表作「海辺のカフカ」でフランツ・カフカ賞を受賞し、以降も多くの作品で高い評価を受け続けています。ノーベル文学賞の候補にもなり続けており、その才能と独自の世界観は多くの読者に支持されています。ノーベル文学賞を受賞していなくても、村上氏の作品に対する興味は衰えることはありません。彼自身が執筆を続けることで、賞に左右されない熱意を示しているのです。
翻訳権争いの結末と価格の謎
村上春樹氏の新作の翻訳権争いは常に業界をにぎわせてきました。中国の多くの有名出版社がオファーに参加し、半年間にわたる争奪戦の末、読客文化が正式に翻訳権を手に入れました。しかし、翻訳権の価格は公表されておらず、その額については不明です。以前、村上春樹氏の作品「騎士団長殺し」の中国語版の翻訳者が「1文字あたり25元(約510円)」と述べたこともありますが、現在のところ推定額のみが伝えられています。この推定額は、同作品の翻訳における文字数から導き出されたもので、1200万元(約2億4600万円)を超えるとされています。
日本ニュース24時間は、村上春樹氏の新作「街と、その不確かな壁」の中国語版に注目しており、その発売が待ち遠しいです。興味を持った方は、詳細情報は「日本ニュース24時間」の公式サイトをご覧ください。