河村名古屋市長が「日本保守党」と提携 市議からは驚きの声も

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名古屋市の河村たかし市長が、作家の百田尚樹氏の政治団体「日本保守党」の共同代表に就任したことを発表し、次の衆院選や自身の進退についての考えを明らかにしました。この突然の発表に、減税日本の議員たちも驚いているようです。

突然の発表…河村名古屋市長が百田氏の政党の共同代表に就任

河村たかし名古屋市長は、自身が日本保守党の共同代表に就任したことについて、「身に余る光栄で、必ず日本のためになると思いますよ」とコメントしました。一方、日本保守党の百田尚樹代表は、「『日本を豊かに強く』を合言葉に日本を守っていきたい。そういう思いで私はこの党を立ち上げました」と述べました。

百田氏の政治団体・日本保守党の結党会見では、先の国会で成立した「LGBT理解増進法」を批判し、今の自民党に批判的な保守層の受け皿を目指しているようです。そして、会見に突如現れた河村たかし市長は、「この日本保守党をしっかり応援していこうと」とコメントし、自身が代表を務める減税日本と日本保守党との特別友党関係の締結を発表しました。

河村市長と百田代表の接点は、3年前の大村知事のリコール運動での協力から始まり、2023年の夏ごろから連携を模索していたという関係です。

まだすり合わせできていない政策も露呈

会見では、河村市長が減税日本の政策を改めて訴えました。「一番基本的な思想は、民主主義を実現しようということなんですね。強い国民をつくらなあかん。そのために議員の家業化をなんとしてもストップさせる」と語りました。また、河村市長は反対している「マイナンバー制度」についても言及し、「マイナンバーは全体主義の一歩ですから、あれやめた方がいいですよ」と主張しました。

しかし、百田代表はまだ具体的な見解を示していません。「マイナンバーに関しては、これからちょっと河村さんと話し合います。まだ党としても統一見解をここで発表するのは置いておきます」とコメントしました。まだまとまっていない政策についても、今後の話し合いが期待されます。

この提携については、賛否が分かれる意見もあるでしょう。一部の市議からは、河村市長が減税日本との提携について事前に伝えられていなかったと驚きの声が上がっています。

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