上皇后美智子さま、89歳の誕生日を迎える。上皇さまの声がけに安心感。

上皇后美智子さま

上皇后美智子さまが20日、89歳の誕生日を迎えました。新型コロナの感染拡大以降、外出を控えていた彼女にとって、少しずつ外出が増える日々となっています。

心豊かな日々を過ごす

仙洞御所では、上皇さまと一緒に庭を散策し、ツクツクボウシやエンマコオロギの鳴き声を聞きながら、季節の草花を楽しんでいます。お二人は朝夕に散歩し、朝食後に本の音読を続けるなど、規則正しい生活を送っています。また、上皇后美智子さまは読書もお好きとのことです。

4年ぶりの静養と再会

静養中に、上皇后美智子さまは以前訪れた地元農家の人々と再会する機会を得ました。また、歴史や人々に思いを馳せる時間を過ごすこともありました。

5月には、お二人で4年ぶりに京都府と奈良県を訪れました。京都市の尼門跡寺院・大聖寺では修復が終わった昭憲皇太后の「大礼服」を、奈良県斑鳩町の中宮寺では改修工事が終了した本堂を観覧しました。古都を訪れることで、お二人は思い出に浸り、楽しんでいらっしゃいました。

過去との思い出

5月の第50回戦没・殉職船員追悼式の折、上皇さまと上皇后美智子さまは、1971年の第1回から度々出席していました。そのとき、戦時中の話題もよくされていたそうです。

体調の変化について

上皇后美智子さまの体調は、午後に少し熱が上がり、心不全の診断基準であるBNP値が正常値を上回るという状態が続いています。また、昨年8月に診断された「深部静脈血栓症(末梢型)」も、運動や水分摂取によって現在は落ち着いているとのことです。

日々の歩行中に立ち止まることもある上皇后美智子さまに対し、上皇さまは心配そうに「大丈夫?」と声をかけているそうです。

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