菅直人元首相が次期衆院選不出馬表明 泉氏に「若い世代に期待」

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菅直人元首相(77)が、次期衆院選に出馬しない意向を明らかにしました。立憲民主党の菅氏は、自身のツイッターで「次期衆院選で東京18区から立候補しない意向は、前回選挙で『集大成』と訴え、地元の会合などでも申し上げてきたので、従来から変わっていない。後継候補について、正式にどう決めるのがよいか、段取りを考えている」と述べました。立憲の泉健太代表も同日、自身のツイッターで菅氏と話し合ったことを明かし、菅氏から「かねてから世代交代を言っていた。若い世代に期待している」と伝えられたと投稿しました。

菅直人元首相の経歴

菅直人元首相は、当選14回の経歴を持つ政治家です。彼は旧民主党政権の2010年6月から11年9月まで首相を務め、現在は立憲の最高顧問を務めています。また、党内のリベラル系グループ「国のかたち研究会」のリーダーも務めています。

菅氏は1946年生まれで、東工大理学部を卒業後、弁理士として働きながら市民運動に参加し、80年の衆院選で初当選しました。彼は94年に新党さきがけに入党し、96年には初入閣を果たしました。その後、旧民主党の結成に参加し、98年の結党では初代代表を務めました。

2009年の政権交代で誕生した鳩山内閣では副総理兼国家戦略担当相として入閣し、翌年には首相に就任しました。しかし、参院選では消費税引き上げを掲げて敗北し、東日本大震災の際には批判を受けました。

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いま菅氏は、若い世代に期待を寄せており、次期衆院選には出馬しないことを決めました。彼の政治活動は日本の政治史に大きな足跡を残しました。

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