国連総会、ガザ情勢巡り「人道的休戦」求める決議採択…イスラエル・米国は反対

国連総会の緊急特別会合で休戦を求める決議案が採択

ニューヨークの国連本部で行われた国連総会の緊急特別会合で、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの交戦が続くパレスチナ自治区ガザの情勢に関する「即時かつ持続的な人道的休戦」を求める決議案が採択されました。全193か国のうち、120か国が賛成しました。

ヨルダンが提案、多くの国が共同提案国として賛同

この決議案はアラブ諸国を代表してヨルダンが提案し、約50か国が共同提案国として名を連ねました。

決議案の内容

決議案では、以下のような要求がされています。

  • 国際人道法に基づく民間人の保護
  • ガザ北部から南部への市民の退避勧告の撤回
  • 人質の即時解放

ただし、イスラエルや米国など14か国が反対し、日本やインドなど45か国が棄権しました。

米ニューヨークの国連本部

緊急特別会合の意義

国連総会の「緊急特別会合」は、安全保障理事会が一致した行動を取れない場合に招集されます。総会決議は法的拘束力がありませんが、国際社会への政治的なメッセージとなります。

以上、国連総会がイスラエルとハマスの交戦に関して人道的休戦を求める決議案を採択したニュースでした。

ソースリンク: 日本ニュース24時間