北京動物園の人気パンダ「萌蘭」が手のひらから出血し、黄色いおもちゃやササにも血がついているという情報がSNS「微博（ウェイボー）」の公式アカウントで発表されました。北京動物園のスタッフは、萌蘭の獣舎で少量の血痕を発見したため、すぐに獣医に報告しました。血の出どころを調べるため、モンランは運動場に連れて行かれ、ササや葉を食べることができました。
萌蘭のけがの原因はササによる切り傷
調査の結果、けがの原因はモンランがササで引っかいた切り傷であることが判明しました。幸い、けがの箇所には他の異物は見つかりませんでした。獣医は現場で傷口を検査し、消毒と薬剤の塗布を行いました。現在、モンランは餌を普通に食べることができ、歩行も正常です。しかし、飼育員は引き続きモンランの状態を注視し、注意深くケアを行っています。
萌蘭の親は有名なパンダたち
モンランは2015年に成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で生まれたオスのパンダです。両親ともに有名なパンダであり、父はアメリカのアトランタ動物園で生まれた「美蘭」、母は北京動物園の「最優秀女優」と称される「萌萌」です。
2021年には、ネット上で「脱獄パンダ」として話題となりました。モンランが自力で運動場内の赤いボールを踏んでスプリンクラーのパイプをつかみ、フェンスを乗り越えようとする様子は、まるでオリから「脱獄」しようとしているかのようでした。この行動により、モンランの人気はさらに高まりました。
この情報は、北京動物園の公式アカウントからの発表であるため、信頼性が高い情報と言えます。
