「香山フォーラム」が中国の北京市で行われています。このフォーラムでは、北東アジアの安全保障についてのセッションが開催されました。日本とアメリカが同盟を強化し、抑止力を高めることで、中国の軍備増強に対応していると、防衛研究所の増田雅之氏が説明しました。しかし、中国の研究者たちは失望したと述べ、批判的な意見が相次いでいます。
中国側の見解と増田氏のコメント
増田氏は、中国側の(1)台湾による独立宣言、(2)米国の軍事関与の可能性が低いという判断、(3)偶発的事態のエスカレートが、中国の台湾侵攻の「トリガー(引き金)」になる可能性に言及しました。しかし、中国国際戦略学会の趙軍氏は、「抑止」という理由で台湾統一を阻むのは戦争であって、平和ではないと非難しました。
日本の立場についての質問
別の中国人参加者からは、もし台湾有事が起きた場合、日本がどのような措置を取るのかという質問がありました。増田氏は、昨年8月に中国が発射したミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した事例を挙げ、「同じようなことが日本付近で起きれば、われわれは自国の領土を守らなければならない」と強調しました。
以上が増田氏のコメントと中国側の反応の概要です。今回のセッションでは、日米同盟の強化と中国の軍事増強についての議論が行われました。
記事のソース: 日本ニュース24時間
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