フーシ政党の弾道ミサイルと無人機がイスラエルに攻撃を仕掛ける

シーア派反政府組織であるフーシは、31日に「弾道ミサイルと無人機によるイスラエルへの攻撃を行った」と発表しました。この攻撃は、ガザの人々に対する宗教的、道徳的、人道的な責任感から行われたものであり、「今後もイスラエルへの攻撃を続ける」との宣言もしました。

フーシの飛翔体がエジプトに着弾、エジプトの反応は?

数日前、エジプト領のターバやヌウェイバに正体不明の飛翔体が着弾しました。イスラエル国防軍のハガリ報道官は「イエメンから発射されたミサイル」と示唆していましたが、31日には紅海方面からイスラエル領エイラトに向かう飛翔体が確認されました。イスラエル国防軍は、「この飛翔体をアローミサイル(弾道弾迎撃に対応した防空システム)で迎撃した。さらに空軍の戦闘機が紅海空域で無人機2機を撃墜した」と発表しました。

フーシとされる組織の関与が疑われていたため、フーシの報道官は「まもなく重大な声明を発表する」と述べ、31日午後には「イスラエルに弾道ミサイルと無人機による攻撃を実施した。この攻撃はガザの人々に対する宗教的、道徳的、人道的な責任感から行われ、今後もイスラエルへの攻撃を続ける」と宣言しました。フーシは事実上「イスラエルとハマスの戦い」に参戦したことになります。

イスラエルがフーシへの報復を行うかは現時点では不明ですが、フーシは「過去2回の攻撃も自分たちが行った」と認めているため、フーシの飛翔体が着弾したエジプトも「何らかの行動」に出る可能性があります。

イスラエル軍が人質1名の救出に成功、地上部隊はベイトゥ・ハノウンに到達

一方、イスラエル軍は、エジプト領ターバとヌウェイバに正体不明の飛翔体が着弾したことを受けて、人質1名の救出に成功しました。さらに、イエメンから発射された可能性のある攻撃に対し、イスラエル製の防空システムの緊急調達を検討しているとの報道もありました。

今後の情勢の展開に注目が集まります。

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