TBS「サンモニ」が10年前に存在していた画像を「生成AIで作られたフェイク画像」と報道 SNSで疑問の声噴出

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5日のTBS「サンデーモーニング」の問題となっている箇所について、SNS上で疑問の声が相次いでいます。パレスチナのハマス指導者の画像を「生成AIで作られたフェイク画像」と報じたにもかかわらず、その中には9〜10年前からネット上に掲載されていた画像が含まれていたのです。これに対して「2014年に生成AIが存在していたのか?」との声が広がっています。

TBSの報道内容に疑問の声

TBSは番組の中で、4枚の画像を紹介しました。「この画像はイスラエルのネタニヤフ首相のSNS顧問が投稿したもの」「ハマス指導者ハニヤ氏と思われる人物がプライベートジェットに乗る画像などとともに『彼らはぜいたくな暮らしをしている』とポスト」「しかし、これらも生成AIでつくられたフェイク画像でした」と報じたのです。

しかしながら、X(旧ツイッター)では、この画像の出典を調べる動きがあり、疑問点が浮上しました。インターネットのアーカイブサイトを調べると、この4枚のうち2枚は2013年から、もう1枚は2014年からネット上に存在していたことが確認されました。これに対して「TBSがフェイク」「安定のTBS。何も信じられない」といった批判が相次いでいます。

ファクトチェックセンターの古田大輔編集長も巻き込まれる

さらに、この騒動は、番組内で別のフェイク画像について解説していた日本ファクトチェックセンターの古田大輔編集長にも飛び火しました。古田さんは「放送後に内容を知りました」「取材された側としては辛い編集です」「その動画をよく見てみてください。僕が解説している画像は別のものです」と釈明していますが、事故まで引き起こしてしまいました。

このような報道の信憑性に関する問題は、ネット上でますます深刻化しています。特に「生成AIで作られたフェイク画像」という重要なテーマにおいては、情報の正確性が求められます。

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