みなさん、こんにちは!日本ニュース24時間へようこそ!今日は、かつて大ブームとなった「オバちゃんミニバイク」のお話です。実は、このブームが電動アシスト自転車の誕生に繋がっていたのです。一緒に探っていきましょう!
ミニバイクが女性に大ブーム
1970年代後半から1980年代にかけて、排気量50㏄以下の原動機付自転車、通称「ミニバイク」が大ブームとなりました。特に中年女性の間で、スクータータイプのミニバイクが大人気でした。
映像でもご覧の通り、昭和のオバちゃんたちは買い物やレジャーに、ミニバイクをバンバンと乗り回していました。50ccの運搬用バイクとは異なり、ギアチェンジの操作は必要なく、右手のスロットルをひねるだけで軽快にスピードが出せました。
女優のソフィア・ローレンさんがオシャレに乗るテレビCM「ラッタッター♪」のキャッチフレーズも話題となりました。
事故多発が問題に
しかしこのミニバイク、お手軽に乗れる反面、性能は簡単ではありませんでした。交通ルールも十分に守られず、1970年代後半からは多くの交通事故が問題として浮上してきました。
警察は「女性向けのミニバイク安全講座」などを開催しましたが、なかなか効果が現れませんでした。行政は重大な事態を重く見て、1978年には原付一種(ミニバイク)のヘルメット着用を努力義務化しました。ただし、オートバイは当時からヘルメットが完全義務でした。
ところが、当時の女性たちは誰もヘルメットをかぶりませんでした。なぜなら、ヘルメットは髪型を崩すからです。そして、ヘルメットをかぶる姿はオシャレに見えないという意見もありました。
「手軽にヘルメットなしで乗れるし、スカートでも足を揃えて乗れる。それがスクーターの良さじゃないの?」と、当時の女性たちは言っていたんです。
こうした状況ながらも、ヘルメットが努力義務であるにも関わらず、ブームはますます隆盛を極めていきました。
電動アシスト自転車が誕生
それから数年後、1985年に日本で電動アシスト自転車が誕生しました。この電動アシスト自転車は、漕ぐ力を補助してくれるため、大きな負担なく長距離を走ることができるのです。
ミニバイクのブームに触発されて、電動アシスト自転車が開発されたのかもしれませんね。女性にとっては、ヘルメットをかぶらずに気軽に乗れる電動アシスト自転車は、大変魅力的な存在となりました。
その後、電動アシスト自転車はますます進化し、現在ではさまざまな形態で普及しています。私たちの生活を豊かにする一環として、電動アシスト自転車はなくてはならない存在になってきているんですよ。
以上が、かつての「オバちゃんミニバイクブーム」が電動アシスト自転車の誕生に繋がった秘密の物語でした。今回はお話をお楽しみいただき、ありがとうございました!
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