「鼻出しマスク」でまさかの反則負け3回 将棋の日浦八段は、それでもなぜ鼻出しにこだわったのか 「脳へのダメージ」と「排除する空気」の深刻さ

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(写真:47NEWS)

 「しません」「拒否します」

 すると日本将棋連盟の理事が現れ、立会人、対局相手の平藤七段と3人で協議を始めた。対局室で待つこと約40分。立会人が結果を告げた。「反則負けにします」

 日浦さんは予想外の宣告に驚いた。

 「まさか反則負けになるなんて思ってもいなかった」(共同通信=宮本寛)

 ▽着用義務の規定はもちろん知っていた

 日本将棋連盟は2022年1月、マスク着用を義務化する「臨時対局規定」を策定し、翌2月から実施していた。その第1条にはこう記されている。

「鼻出しマスク」でまさかの反則負け3回 将棋の日浦八段は、それでもなぜ鼻出しにこだわったのか 「脳へのダメージ」と「排除する空気」の深刻さ

八段の日浦市郎さん=5月、東京都新宿区

 日浦さんはもちろん、この規定の存在を知らなかったわけではない。それでも反則負けの宣告には驚いた。「規定ができた時点で何度も目を通したが、『鼻を出してはいけない』とは書かれていない。飲食も制限されておらず、緩い運用だと考えていた」

 納得がいかない日浦さんは2月1日の第49期「棋王戦コナミグループ杯予選」でも鼻出しマスク。初手を指すと、対局相手の三枚堂達也七段が立会人に訴え出た。2回目の反則負けとなった。

 さらに2月7日の順位戦C級1組の10回戦でも、三たび「鼻出し」。これに対し、対局相手の村田顕弘六段は特に抗議をせず、差し手が進む。ただ、10手ほど進んだところで立会人が部屋に入ってきた。マスクで鼻を覆うよう求められたが、日浦さんはやはり応じない。3回目の反則負けとなった。

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