ベトナム、麻薬密売容疑で18人が死刑判決…韓国人2人も

ベトナムの国旗

ベトナムで麻薬密売容疑で死刑が言い渡された事件が報じられました。この事件では、韓国人2人を含む計18人が麻薬の密売を行ったとして有罪とされました。

麻薬密売容疑で死刑判決

ホーチミン家庭青少年裁判所は、この事件に関与した韓国人2人と中国人1人、ベトナム人など計18人に対し、麻薬密売容疑で死刑判決を下しました。彼らは合計216キロの麻薬類を流通させた疑いがかけられました。

被告の中には、過去に韓国で6回も収監された経歴を持つ人物も含まれています。彼は2019年にベトナムに定住し、麻薬密売を始めたのは2020年初めでした。その後、彼は韓国で出会った共犯者を仲間に引き入れ、共に犯行に加担しました。

麻薬の摘発と厳罰

彼らは2020年7月、麻薬を隠していた花崗岩板を韓国に船積みする際に公安に逮捕されました。逮捕時には、メタンフェタミン(ヒロポン)入りのビニール袋が40個押収されました。

調査の結果、彼らはカンボジアからホーチミンに麻薬を持ち込み、ほとんどはベトナム国内で流通させ、一部は韓国に送っていたことが判明しました。

ベトナムでは、麻薬の所持や密輸が摘発されると、2年以上の懲役刑が言い渡されます。特に、ヘロイン600グラム以上や2.5キロを超えるヒロポンの所持や密輸が摘発されると、死刑判決が下されます。

昨年、ベトナムで麻薬犯罪の容疑で死刑判決が下された人数は100人を超えます。

このような事件は社会に大きな影響を与えますが、ベトナム政府は麻薬密売に対して厳しい取り締まりを行っています。

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