イスラエル軍、ガザ北部のシファ病院に突入…ハマスの指揮統制システムは徹底的に破壊

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(写真:読売新聞)

イスラエル軍がガザ北部のシファ病院に突入し、ハマスに対する精密な作戦を行っていることが明らかになりました。イスラエル軍はガザ北部のハマスの統治機関を制圧し続け、ハマス排除のための地上侵攻が激化しています。

シファ病院での作戦

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12日、ガザ市のシファ病院に避難する人々のテント=ロイター

シファ病院にはハマスの戦闘員数人がいて、イスラエル軍が入る際に殺害され、武器も発見されました。複数の戦車が敷地内に入り、銃撃と爆発の音が響き渡っていたそうです。シファ病院はガザ最大の総合病院であり、イスラエル軍は地下にハマスの司令部があると主張しています。イスラエル軍はハマスの全戦闘員に対して投降を呼びかけています。

医師と職員の証言

CNNによると、シファ病院の医師はイスラエル軍が作戦を開始する約30分前に窓やバルコニーに近づかないよう警告を発したと語っています。医師は「装甲車の音とともに接近してきた」と緊迫した状況を伝えています。また、救急処置室の職員はアル・ジャジーラに対し、「病院の周りでは至る所で銃声が聞こえる」と述べ、イスラエル兵が病院に避難していた複数のガザ住民を拘束し、男性たちを裸にして目隠しをしたと証言しました。さらに、手術室ではイスラエル軍が部屋の仕切りを破壊し、一人ずつ尋問を行っているとのことです。

制圧された統治機関

イスラエル軍はガザ北部のシャティ難民キャンプやガザ市にある議事堂や警察本部など複数の統治機関を制圧したことを明らかにしました。シャティ難民キャンプはハマスの主要拠点の一つとされており、「地域のハマスの指揮統制システムは完全に解体された」と主張されています。

ガザには約240人の人質がおり、ハマスの軍事部門カッサム隊はSNSで最大で70人の解放を表明しています。解放の条件としては、5日間の戦闘停止やイスラエルで収監されているパレスチナ人女性や子供の解放などが含まれています。米ホワイトハウスによると、バイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が電話会談し、ガザの最新の状況や人質の解放について協議したとのことです。

一方、ガザ南部とエジプトの境界にあるラファ検問所では、燃料を積んだトラックが初めてガザ側に入ったと報じられています。国連の支援物資を輸送するトラックに積まれたディーゼル燃料は、イスラエルの承認を得ていたものです。

ソースリンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/a574aa1ca19d5e609095672a7b74bcdf29da6593