イスラエル国防相が、ガザ市で行った作戦がガザ全域で発生していることを明らかにし、さらなる南部への地上侵攻の拡大を示唆しています。
シファ病院への突入作戦が続行
中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、イスラエル軍は16日にもガザ市にあるシファ病院への突入作戦を続行しました。この作戦は、イスラエルがハマスの排除を目指し、北部で行っている地上侵攻を南部にも広げる意図を示しています。
ガザ市の総合病院での発見
シファ病院はガザ最大の総合病院として知られています。イスラエル軍は、ハマスが病院の地下に司令部を構築していると主張し、15日から突入作戦を開始しました。この作戦により、多数の武器や諜報関係資料が院内で発見されました。なお、司令部に関する具体的な情報はまだ明らかにされていませんが、地下などの捜索が行われているとみられています。一方、ハマスはイスラエル軍の発表を「安っぽいプロパガンダだ」と否定しています。
(写真:読売新聞)
シファ病院にとどまる多くの患者と避難民
シファ病院には多くの患者や避難民が滞在しており、新たな死者も絶えないと報じられています。
バイデン大統領の擁護
バイデン米大統領は15日の記者会見で、「ハマスは病院の下に本部などを隠し、戦争犯罪を犯している」と述べ、イスラエル軍の病院での作戦を支持しました。
このニュースは、イスラエル軍による地上侵攻の拡大という重大な展開を示唆しています。