フランスの英雄、シャルル・ドゴール元大統領の孫であるピエール・ドゴール氏が、ロシア市民権を取得したいとの希望を語りました。
ロシア市民権を取得したいと語るピエール・ドゴール氏
ピエール氏は、フランスではあまり知られていませんが、ロシアの国営メディアは彼の発言を大々的に報じ、西洋の有力者がウクライナ侵攻を支持している証拠として注目しています。
ロシアメディアによれば、ピエール氏はサンクトペテルブルクでの文化行事で、「ロシア市民権を取得できれば光栄だ」と報道陣に語ったそうです。
また、彼は「ロシアは伝統的価値観、家族、崇高な精神のために戦っている」「NATOは負けた」とも述べました。
ドゴール家の御曹司、ピエール氏によるトラブル
ドゴール家の御曹司であるピエール氏は、これまでにもトラブルを引き起こしてきました。
ピエール氏の兄であるイブ・ドゴール氏は今年の1月、パリジャン紙に対して「弟の意見は彼以外には関係ない。私や家族、特に祖父であるシャルル・ドゴール元大統領とは関係がない」と述べました。
シャルル・ドゴール元大統領の功績と見解
シャルル・ドゴール元大統領は、第二次世界大戦でナチス・ドイツに占領されたフランスに対するレジスタンス運動を指揮し、その後、凱旋しました。冷戦時には大統領として、フランスを西側陣営と旧ソ連の仲介役として位置づけました。ピエール氏はこの立場を尊重しているのです。
しかし、歴史家たちは、シャルル・ドゴール元大統領がフランスを西側に置き続けたという見解で一致しています。また、現代の出来事に関連付けた場合、彼の見解は国内で議論の的となっています。
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