宝塚劇団員の転落死に「真実を報告してほしい」元男役の遼河はるひ「厳しい指導というものはありました」当時の内情を語る

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遼河はるひさんは、元宝塚歌劇団男役でタレントとしても活躍しています。彼女は先日、メ~テレ朝の情報番組「ドデスカ!」に生出演し、宝塚歌劇団での悲しい事件について真実を報告するよう劇団側に求めました。

厳しい指導の実態

番組では、劇団内で行われていた上級生から下級生への厳しい指導の実態が特集されました。元花組男役の東小雪さんも「宝塚の構造に取り込まれて、止めることができなかった」と話しています。

宝塚歌劇団では、今年9月に20代の娘役が転落死するという悲劇が起きました。劇団は調査チームを設置し、団員からの聞き取りを進めています。遺族はパワーハラスメントについて訴えるコメントを発表しています。

遼河はるひの証言

遼河さんはこのニュースについて、「まずは亡くなられた劇団員の方のご冥福を心からお祈り申し上げます」と悲しみを表しました。さらに、「宝塚音楽学校時代や下級生時代は30年以上も前のことなので、現在の宝塚とは状況が異なるかもしれませんが、確かに規則を破った場合の厳しい指導は存在しました」と述べました。

遼河さんは、「本来であれば指導や教育の方法は時代とともに変化するべきです。しかし、宝塚は閉鎖的な空間であり、歴史や伝統に執着しすぎたために変化が起きず、問題に対処できなかったのだと思います。上級生の過剰な指導、つまりパワーハラスメントやいじめにつながってしまったのではないかと個人的に考えています」と分析しました。

彼女はさらに、「宝塚歌劇団はいじめや労働環境の問題、組織としての在り方について真摯に向き合って解決していくべきです。劇団からの報告書も近いうちに発表されると思いますが、隠し事なく真実を報告してほしいと心から願っています」と切実な思いを語りました。

劇団側は、この問題について午後4時から会見を行う予定です。

ソースリンク:日本ニュース24時間